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祖母の家

祖母の家は、茨城県利根川のすぐ側にありました。


団地住まいの私には、庭のある家が憧れだったし、日の当たる縁側や生け垣にいる小さな生き物を探すのも、土手で兄達と散歩するのも大好きでした。


祖母はもともとその地が故郷でしたが、祖父と結婚してからほぼずっと、祖父が亡くなってからも東京に暮らしていました。

きっかけは分かりませんが、一人で故郷に居を構えることになり、引越しました。

まさに引越しの最中に私が産まれたらしく、手伝っていた父はその報を聞いて、引越し作業もそこそこに母のいる病院へ飛んで行ったと後で聞きました。

目には見えないけど、あの場所に惹かれる必然性があるんだと、思い返しながら感じます。