ミクロとマクロ - 人々の心が荒んでいく仕組み

長いこと社会のことも、人の心の持ちようにも関心があって、それらを語る人たちの人となりや、社会の捉え方を観察しています。

観察といっても、見てるだけでメモったり記録付けてるという意味ではなく。

個人的には結構大事なことだと思っていて、そういうバランスが自分も含めてすごく大切なんだと思うんですよね。

国民国家である日本の姿や、社会を広い目で捉えて、それがどうあるべきかを認識していたり、そのために必要な政策(経済、外交、社会福祉etc)の理念を持っている人物に政治家や官僚になっていただき、実践していただきたいと願っています。

そういった人たちには、同胞意識や社会貢献の意識や、意欲が高いことが求められると思うけど、個々人の人となりがやはり重要だと考えています。

だけど、それを言葉にまとめて表現する意識も薄く、また、それは当たり前のことで、言葉にすることではない、とどこかで思っていたと思います。

その辺りのことを、経済アナリストの森永康平さんがご自身のYouTubeチャンネルで語っているのを見ました。

【第49回】緊縮財政による棄民政策から脱却せよ!(森永康平)

www.youtube.com

税金への誤った認識や社会の状況が国内の社会へもたらす荒んだ状況や、個人の価値観や言動が荒んでいるかを自ら問いかけること、などの話をしています。

誤った税金の機能や仕組みを正しいと思い込んでいたり、経済政策が誤っていることで、約30年間も経済成長できていない日本。

長期的に経済的な豊かさを実感できないことが、人々の心を不安定にし、蝕み、荒ませている。

私たちは国民国家を生きている。
私たちが生まれ育ち、今も暮らしている、この日本という国家で生きる私たち国民が、国家から忘れられたり、排除されることのない、生まれてきてよかった、と感じられるような国家にするための政策や政治家を見定める、マクロな視点。

人々が個々人で心を整えて、自分を見つめて、自分自身が荒んでいないか、を自分自身に問い続け、自分を律する、ミクロな対策。

だけど、個人が自分自身が荒まないように自己点検して生きていくのではなく、国が成長していくことが大事で、そのためにすべき正しいマクロ政策。

そのためには正しい政策をしない政治家は退場してもらうために、選挙へ行って落とすという行動が必要。

といった話をされています。
動画で取り上げているエピソードやネット記事の話も興味深いです。

お子さんのゴミ収集車のエピソードにはすごくほっこり。
素直ってめっちゃいいなー。

そして、紹介されていた記事、

キャッチボールができない君と歩んだ “9時間16分55秒” | NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211228/k10013406661000.html

この記事を読んで、真摯な父親の姿に心打たれました。


森永さんのお話は、淡々としてて、分かりやすくて、その中に熱さがあって、いつも共感しています。

筋トレしてたり、球団のユニフォーム着て番組出たりするところもかわいいですね。