りんごのふるさとへ
りんごを買ったとき、心惹かれたパッケージの写真。
この岩木山を背に咲くりんごの花を見て、この場所でりんごの花を見たくなりました。
りんごの花の盛りは、弘前では桜の花が散った頃。
5月の連休の次の週末に訪ねました。
北海道新幹線で北へ。盛岡を過ぎると木々の緑の色がまだ若い。北国に入ったのを実感。
新青森で乗り換え。ローカル線、奥羽本線に乗ると車内の人たちの様子があまりに日常的なので、現地に着いた感じがまたさらに強まった。
車窓から岩木山が見えた時、ドキッとしてその後時間がゆっくりと流れるような感覚。あこがれの山を初めて見て、その姿に圧倒され、見とれてしまった。
弘前駅についたら、イベント列車のセレモニーをしていました。
津軽三味線の生演奏と、ゆるキャラ「たか丸くん」とミス桜がお出迎え。
津軽三味線の音色はとても心惹かれる響き。
駅を出て、レンタカーを借りて岩木山方面へ出発。
走る道すがら、岩木山が見える。
残雪の岩木山は本当に見たかったので、ハンドル握りながらめっちゃ嬉しくて気分が上がる。
岩木山神社に到着。
初めて来た地であるけど、土が雪解けで冬の気からじわじわと放たれて伸びをしているような、湧き上がる気を地面から感じて、さぞかし冬は厳しいのだろうと感じられた。
鳥居の奥に見える岩木山。ご神体はこのお山。
石段を上がったところにいたユーモラスな石像の生きものたち。
りんご公園に行きました。
りんご公園 - りんご公園 (弘前市ホームページ)
ここからのリンゴ畑の景色がとても良いと聞いてきたら、本当だった。
しばらくここに立って、リンゴの花と岩木山の姿に見惚れました。
いろいろな種類のりんごの花が満開。
りんごの花の香りはバラの花のような華やかさと可憐さがあってその可憐な姿がよりくっきり。
会場ではちょうど「りんご花まつり」をやっていて、りんごを使ったお菓子やジュース、シードルの試飲などにたくさんの人が集まっていた。
シードルの試飲はできなかったけど、地元のジュースやアップルパイを楽しみました。
りんご畑をよく見渡せる高台にあった木。
厳しい冬の猛烈な風や雪に耐えてそこに立ち続けてきたたくましい姿をその幹の模様に表れているのを見てぐっときた。
夕方になってから弘前城へ。
弘前城の天守は石垣修理のため、曳家により現在地に一時移転。
石垣は工事中でした。
弘前城のある弘前公園は桜の名所で、ソメイヨシノはすっかり散ってしまっていましたが、八重桜が満開でした。
日本最北端の天守は高さ14メートルと小ぶり。
ここから見える岩木山がとても美しかった。
雄大な山と澄んだ空気の夕空を見ながら、初めて来た北国の景色をしばらく眺めていました。