自己責任論はもう止めよう

最近、森永康平さんが続きますが、データを分析する方は現状についてだけでなく、未来のことを予測し、そのための対策について考え、提言していくことが大切だと改めて思いました。


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詳しくは動画なのですが、いまは企業や雇用の状況は改善してきているけど、今までの状況とか、これから予想されることを考えると、経済が元に戻る時に、改善できてる状況に逆回転が起こることが予想され、倒産や失業が心配される、とのこと。

だから、より手厚い対策をとらないと、日本社会は悲惨なことになってしまうので、コロナの状況が改善されれば、みんな安心できて良かった良かった、という話ではない。

特に融資を受けている企業などは返済を迫られる局面になることから、返済できずに倒産・廃業、そして雇用される人々は失業。

その時に、政府が彼らを援助するために補助金助成金を出してくれればいいけれど、防衛費の予算を増やすときも、財源として年金を減らしてそれに充てる議論をしていたくらいなので、助成金が出る可能性は低いだろうとのこと。

そして、人々の声もそれを後押しするかのように、
「時短や休業で補助金もらったのに、また俺たちの税金使うのか!💢
「好きで飲食店やってるのだから、廃業になるのも自己責任でしょ(だから補助金は出さなくていい)」
っていう声が溢れるだろうと。

そして、街にはジョーカーのような事件を起こす人が出現する(治安の悪化)

書いてて気が滅入る…(´;ω;`)

だけど私たちも、「あの人たちだけズルい」のような、近視眼的な、アリさんみたいな目で見るのではなく、感情をかき乱されないで、冷静でいたい。

その人たちのお店がなくなると、そこだけのオリジナルの愛用品が買えなくなる、待ち合わせに便利だったのに不便になる。
あのお店にはいろんな思い出がある。お店の人とのやりとりも楽しかった。自分の心の風景がひとつ消えてしまう。

もっと言えば、そのお店が自分の街にあることが、今ここの自分だけでなく、その店を利用する人たち、街の風景や将来を守ることにつながる、というようなことを考えたら、変わらずにそこにあってほしい。

それに、それは明日の自分かもしれない。
自分が本当に困っていて、助けてほしい時、「そんなお金はないから、自分たちで何とかしてください」というメッセージを出す政府とは何か。
何のために存在しているのか。とか考えちゃいますね。

そうではなく、私たちは「国民」なのだから、そのために存在し、働くのが「政府」の役割。政府が「自己責任でよろしく」って私たちに言うのなら、私たちだって「困っている国民を助けるために働いて」と政府に求めていい。